こんにちは、ぺち母です。
このブログでは、アトピー性皮膚炎の子どもをもつパパママ、保護者の方に向けて、毎日を笑顔で過ごせるような日々の工夫や、おすすめアイテムについてを解説しています。
アトピー性皮膚炎の子どもの体を洗う石鹸やボディソープが、どれもなかなか合わなくて悩んでいる方は多いのではないでしょうか?
このページでは、実際に私が子どものぺち太郎に使っていて、アトピー性皮膚炎の肌が改善した石けんをご紹介します。
そもそも石けんを使うかどうか
皮膚科でも、アトピー肌の改善のために石けんを使うことをおすすめとされています。
アトピー性皮膚炎に対する石鹸・洗浄剤の使用の有用性については質の高いエビデンスではないものの、使用により皮膚炎症状が改善するも増悪はみられなかったことが報告されている
日本皮膚科学会ガイドライン アトピー性皮膚炎診療ガイドライン 2021
石鹸・洗浄剤の主成分は界面活性剤であることから,過度の誤った使用は皮膚の乾燥を増悪する可能性がある.さらに,洗浄剤に含有される色素や香料などの添加剤は,皮膚への刺激を引き起こす可能性も懸念される
これらのことから,皮膚の清潔を保つために石鹸・洗浄剤を使用することは有用であると考えられるが,使用する際には,年齢や部位・季節などを考えた皮膚の状態,使用する石鹸・洗浄剤の種類や洗浄方法を考慮する必要がある
アトピー肌が改善する石けんを選ぶ前に知っておきたい大切なこと
ぺち太郎も、様々な石けんやボディソープを試しました。
その中からアトピー肌の子どもにおすすめできる石けんをお伝えします。
ですがその前に、知っておくべきとても大切なことがあります。
それは、
そもそも「洗い方」がNGならば、どんな石けんや洗浄剤を使ってもアトピー肌は改善しない、ということ。
上記のリスト、一つでも当てはまる方は、残念ながら子どものアトピー肌を悪化させてしまっているかもしれません。
ここに書かれてることは全て、肌に負担をかける洗い方です。
(アトピーで悩む子の母として、「じゃあなんで子ども用スポンジって売ってるの、なんでパッケージには肌にやさしい、とか書いてあるのー!?」って言いたくなりますけどね…)
アトピー肌の子どもの体を洗うときのポイント
アトピー肌のこどもの入浴は、肌に余計な刺激やダメージを与えない、
肌のバリア機能をできるだけこわさないことが大切です。
つまり身体を洗うときは、絶対肌を擦らないのが鉄則。
「こすってないよ、スポンジで撫でるように洗ってるよ」という方。
「こすらない」っていうことは、つまり
洗ってあげている人の指や手のひらが、なるべく子どもの肌に触れないということです。
なので、スポンジで子どもの肌を洗っているのは、こすっているという事になるんですね・・・
以下に、ぺち母が行っているぺち太郎の体の洗い方をご紹介します。
この洗い方を徹底して行って、
瘡蓋だらけの全身掻きむしってシーツが血だらけだったアトピー肌の息子ぺち太郎は、
今はスベスベの健やか肌です。
全身を包み込める分のクリーム泡を石けんで作る
石けん・洗浄剤を使う場合には、洗面器いっぱいにしっかりした泡をたっぷり泡立てます。
その泡をすくって子どもの身体にたっぷりのせます。
泡の弾力を文字通り「ふわふわ」と体の上に行き来させるようにして洗います。
水っぽい泡だと弾力もなく、スグに消えてしまうので、柔らかめの生クリームみたいな泡を作ります。
絶対に肌と肌の摩擦をしないこと。必ず泡を挟むこと。
湿疹、炎症のあるところこそ石けんで洗う
傷やぼつぼつ、炎症も、ぺち太郎の主治医の先生は「そういうところこそ石けんで洗う」と指示されました。
これもゴシゴシということではなく、手早く優しく泡を乗せて洗います。
アトピー肌の原因になってしまう、皮膚の雑菌や、炎症の原因になる汚れなどを除去することが目的です。
顔も同様に、よく石けんを泡だてた もこここの泡を使って洗います。
泡立ては、100円ショップで売っている石けん泡立てネットやボールを使って、
洗面器の中に少しのお湯を入れ、その中で石鹸を泡立てています。
Amazonでとても売れている泡立てネットを発見しました。
泡立ては簡単に越したことがないです!
洗顔用の泡立て器は、子ども本人が泡作りで遊べて楽しめるので、おふろを盛り上げるアイテムとしておすすめです。
・きめ細かな泡が作れる泡立て器のオススメはこちら
湯船の湯をかけて身体をすすぐ
泡で手早くやさしく洗ったら、
濯ぎ残しのないように丁寧に38℃の浴槽のお湯を手桶でかけて流します。
身体を流すお湯はできるだけぬるめにします。
シャワーを使うと、肌バリアである皮脂を余計に流してしまう可能性があるので、なるべく湯船のお湯をつかいます。
顔周り、耳たぶが切れていたり、顔にも炎症がひどかったときには、
体を洗う石鹸を泡立てて、まず髪の毛を洗い、
そのまま耳や顔も一緒に泡で洗います。
洗ったらまず一度、先にすすぎます。ここは時間勝負です。
ちなみに、ぺち太郎は最初シャンプーが苦手でした。
お風呂の洗い場の床に座り、ぺち母がお風呂椅子に座ると、
ぺち母の足に寄りかかるようにして頭を膝の上に乗せて、
美容室スタイルでシャンプーしていました。
髪の毛を洗う流れで耳や顔も洗うと、どうしても顔もお湯で流さなくてはなりません。
顔にお水がかかることが苦手だったので、すすいだあとスグ、小さなタオルで顔を優しく抑えることで、恐怖心がリセットされていたようでした。
その後はだんだん普通の体勢でも、タオルなしでも、普通の洗髪でも平気でできるようになりました。
子どもの成長って凄いですね。
アトピー肌の子どもにオススメの石けん
牛乳石鹸や、アラウベビー、ミノン、アトピコなど、様々な石けんやボディソープを試してきた中で、
これははずれなかった!という石けんを2つご紹介します。
1、コンテス スキンケアソープ
コンテスは皮膚科の先生のアドバイスから誕生した低刺激性の化粧品で、
お肌に負担のかからないことを第一に考えて作られています。
コンテス スキンケアソープ容量:70g 価格:¥1,210(税込)
クリーンフォームというポンプタイプの洗浄料もあります。
こちらは泡で出てくるタイプのもので、泡を作る必要がなく、傷にもシミにくくてとても便利でした。
ぺち太郎の体がまだ小さなときは、こちらを使用していました。
コンテス クリーンフォーム容量:200mL 価格:¥1,210(税込)
年齢とともに体が大きくなって使う面積が増えたり、
本人が泡を出したくて仕方なく、遊びたくてジャンジャン使ってしまうため
固形石けんの方コスパがいいかな…(白目)となり、固形石けんを使用するようになりました。
ぺち太郎は1歳頃から使用していました。これを使っていると、掻きこわした傷にもシミないので、体を洗うことを嫌がりませんでした。
2、アクセーヌ フェイシャルソープAD
アクセーヌ フェイシャルソープAD 容量:100g 価格:¥1100
コンテスの石けんはとてもも良いのだけれど、もっと手頃でケチケチせずに思い切り泡を作れる石けんはないかな…と探していた時に友だちが教えてくれたのが「アクセーヌ」です。
友達は化粧品ブランドに勤めていたので詳しかったのですが、
アクセーヌは化粧品の刺激と肌トラブルの関係を研究しており、40年以上、皮膚の治療の補助的な役割に使うことのできる化粧品として、皮膚科から案内もされているブランドです。
実際、皮膚科にかかるような肌トラブルがある人でも使うことができるラインナップを揃えているとのこと。
ぺち母は百貨店のアクセーヌカウンターへいって、カウンターのスタッフの方に「子どものアトピーで…。」と聞いてみました。
すると、親身に話を聞いてくれたうえで、専門的なことも含めて石けん以外にも使えそうなものをサンプルですすめてくれました。
実際に使用すると、ぺち太郎は傷にしみない!と喜んで使っています。
ドラッグストアで買うものと比較したら少し高めの印象ですが、石けんは水に濡れないように保管すれば長持ちしますし、わが家ではここがお金のかけどころと思ってこれらの石けんを選んでいます。
こちらにあげた2つの石鹸は、大人でアトピー性皮膚炎に困っている方にもおすすめできる石けんだと思いますので
よろしければお試しください。
シャワーを使うなら水圧弱めの38℃
ちなみに、ぺち太郎はいつも皮膚にしっかりワセリンやステロイドの薬も塗っていたので、石けんが必要な状況でした。
あまり薬を塗っていないときは、お湯で優しく流すだけのこともあります。
お湯で体を流すときにも、初めのリストにも書きましたが、シャワーを使うのはオススメしません。
シャワーで流すことは、お湯に浸かることよりもさらに、肌を守る皮脂を流してしまいます。
ぺち母はいつも泡でぺち太郎の身体を洗った後は、湯船のお湯をくんで、体を流します。
ですが、
・お風呂のお湯が溜まりきっていないとか、
・お風呂に浸からない日とか、
・急いでるとか
育児中はいろいろありますよね。
ですので、シャワーで身体を流したい時には
・必ず水流を弱目に
・温度は下げ気味に
・体に当てすぎないように
します。
そして、もう1つだけ、とても大切なポイントが「水質」。
ぺち一家は東京の築年数の古いマンションに住んでいます。
水道管がどのくらい古くなっているのかわからないし、
水道から出てくる水質がアトピーの原因だったら嫌だなと思い、
塩素やトリハロメタンなどの有害な刺激物質を除去してくれる水道フィルターを使用しています。
我が家で使用している浄水シャワーヘッドは塩素除去してくれるこちら。トレシャワー
日本アトピー協会推薦品のお墨付きです。我が家ではリピートして使っています。